汗をたくさんかかれたスーツのご依頼をいただきました。
洗濯表示はウール100%で、水洗いは×・・・。
この表示では縮みやシルエット崩れのリスクが高いのでドライクリーニングするのが普通です。
しかし、ドライクリーニングは繊維にやさしい反面、汗などの水溶性の汚れが落としにくい弱点もあります。
そこで今回は、しっかり汗汚れを落としつつ縮みやシルエットの崩れを最小限に抑えた、ウェットクリーニングという方法で処理します。
通常では水洗いできないものを洗うため、ウェットクリーニングでは様々なリスクが付きまといます。ヘタなウェットクリーニングをすると、逆に衣類をダメにしてしまうため、いままで自分のスーツなどを実験台として研究に研究を重ねました。(まだ進化中です)
まずは採寸します。
独自の洗浄方法、洗剤で洗浄しました。
氣を付けて洗っていても、シワシワになりますし縮んでいます。
ここから機械の力も借りて、シワを伸ばしシルエットも復元していきます。
機械では不可能な箇所はアイロンを使って手作業で行います。
最後に採寸して縮みが戻っていることを確認します。
完了です!
さっぱりしっかり仕上がりました!
人にも環境にも優しい材料を使い、最後は衣類を天然油脂、糊剤でハリと栄養を与えますので生き生きします😊