デリケートな繊維のしみ抜き事例で、今回は染色堅牢度が弱いケースです。

 

染色堅牢度とは、染まっている色がどれほど洗濯に耐えられるかを表すものです。しみ抜きの場合は部分的に、さらに強い負荷をかけてしまうことがあるので特に注意が必要です。

 

漂白剤も使いますが、慎重に。

しみ抜きでは色が剥れることもあり、その場合は色掛け(部分的に染めるなど)しますが、今回のような柄物は違和感が出てしまうため、色をはがすギリギリで止めました。

 

他の箇所も行います。

花柄のところも弱いですが、背景の濃い紺色がさらに弱いので慎重に。

できました!

 

 

Before

After

 

Before

After

 

 

限定的な処理しかできなかったので、少し残ってしまいましたが目立たなくなりました!